海外ファンドコラム

外貨による分散投資

投資の基本は分散投資だと言われます。価値の異なる資産に分散しておくと、リスクも分散できるからです。

分散の方法の一つとして外貨投資があります。為替レートの観点から、その有効性を検証してみたいと思います。

次の表は、1980年から5年おきにとった主要通貨の円レートです。2006年6月21日以外の値は各年の平均値です。

米国
USD
英国
GBP
オーストラリア
AUD
スイス
CHF
カナダ
CAD
フィリピン
PHP
1980226.7526.8258.1135.3193.930.2
1985238.5306.0166.697.1174.612.8
1990144.8257.1113.0104.2124.16.0
199594.1148.569.879.568.63.7
2000107.8163.162.563.872.62.4
2005110.2200.484.288.591.02.0
2006年6月21日114.7211.384.692.9103.02.2

1995年は、USドルに対して過去一番の円高を記録した年です。上の表を見ると、1995年までは、すべての通貨に対してほぼ一貫して円の価値が上昇しています。

結果論ですが、1995年までは外貨に分散しないで円で持っている方が良かったわけです。幸運にも、当時はまだ外貨投資が自由化されていませんでした。

ところが、最近は状況が変わりました。2006年6月の値をみると、フィリピンペソを除くすべての通貨に対して、1995年あるいは2000年の平均値より円の価値は下がっています。

このように、円の価値が主要通貨に対して一貫して上昇する時代は1990年代で終わったようです。また、現在は外貨投資も自由化されています。外貨による分散投資が有効な時代になったと言えます。

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