ファンド関連の用語
シャープ係数
ファンドのパンフレットを見ていると、シャープ係数という単語が出てきます。
計算式は次の通りです。
シャープ係数=(ファンドの年利回り-無リスク証券の年利回り)÷ 年変動率
無リスク証券には国債を使います。先進国の国債ならリスクは無いと考えられているからです。従って、上式の分子は、リスクの無い証券(国債)よりどれだけファンドの利回りが上回っているかを示します。リスクの無い証券(国債)より利回りの低い投資は無意味だからです。
分母の年変動率は、ファンド価値の値動きの激しさを示します。リスクとも呼ばれます。値動きが激しいと損失を被る可能性も高いからです。
簡単な例でシャープ係数の意味を考えてみます。
ある人が、投資資金100を持っていたとします。現在は無リスク証券に投資していますが、利回りを上げるためにファンドへの投資を考えています。

可能な投資方法は、無リスク証券の利回りを起点としてファンドの(年変動率、年利回り)を通過する赤い破線上になります。無リスク証券の変動率はゼロです。
投資資金100は、起点から赤い破線上を次のように移動します。
起点―――無リスク証券に100を投資した場合
無リスク証券50、ファンド50に投資した場合
星印―――ファンドに100を投資した場合
借入金を加えてファンドに投資した場合
この赤い破線は、無リスク証券にファンドを加えてリスクを取ることにより、どれだけリターンが増えるかを示しています。そして、その傾きがシャープ係数です。シャープ係数は単位リスクあたりのリターンを示しており、リスクプレミアムとも言われます。