海外ファンドコラム

年金の2007年問題

定年を迎える団塊世代の大量退職が2007年から始まります。そこから生じる現象が2007年問題と言われています。労働力の不足や技術の継承不安が懸念されています。一方では、巨額の退職金を目当てに、ビジネスチャンスと捉えて活発にセールス活動を始めている業界もあります。

あまり目立ちませんが、年金にも2007年問題があります。それは、離婚時の厚生年金の分割です。専業主婦だった妻が離婚した場合の救済を念頭においた法改正ですが、2007年4月以降の離婚から適用となります。

専業主婦に関する概要は次のとおりです。
     専業主婦には、夫の老齢厚生年金(報酬比例部分)を分割する。
     分割は結婚期間を対象とする(夫が独身時代に払った厚生年金は対象外)。
     分割割合は5割を上限とする。

したがって、専業主婦だった妻が離婚した場合は、自分の老齢基礎年金+分割された老齢厚生年金を貰えるようになります。離婚時に、将来にわたって貰える年金が確定するため、妻の生活設計は容易になります。

そして、2007年には大勢の夫が退職して家へ帰って来ます。2007年4月以降、熟年離婚が増えるのではないかと懸念されています。

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