海外ファンドコラム
Amaranthの破綻
米国コネチカットのヘッジファンドAmaranthの破綻が、ニュースで取り上げられています。概要をまとめると次のとおりです。
2006年初めの純資産:$7.5 billion(9,000億円)
2006年8月の純資産最高値:$9.2 billion(1兆1,040億円)
2006年9月末の推定純資産:$3 billion(3,600億円)
年初から見るとマイナス60%になります。
この破綻は、カナダのカルガリー事務所のトレーダーが行っていた天然ガス取引が原因だと言われています。昨年のハリケーンの影響で天然ガスの価格は$15/立方フィートまで高騰しましたが、今年の9月には$5/立法フィートに暴落しました。高いレバレッジをかけていたようです。
ファンドは、9月30日から10月31日まで解約の停止を行い、その後、投資家へ平等に返金をしてゆく予定だそうです。投資をした時期にもよりますが、投資金額の40%程度が戻りそうです。
Amaranthには、サンジャゴの年金基金$175 millionや3Mの年金基金$90 millionも投資をしていました。
毎回のことですが、ファンドのリスク管理が重要であることを痛感させる破綻例です。Amaranthは、決して色あせない花という意味ですが、一人のトレーダーの失敗によって簡単に枯れてしまいました。
2006年10月