海外ファンドコラム
Amaranthの破綻Ⅱ
先に紹介しましたが、Amaranthは8月から9月にかけて天然ガスの取引で7千億円以上を損失したことになります。そのお金は、どこへ行ったのでしょうか。ゼロサムの世界ですから、誰かが儲けているはずです。
書籍欄で紹介した「Trend Following」では、こういう場合にはトレンドフォロアーが儲けていると言っています。マン・インベストメンツ社とスーパーファンド社のトレンドフォロー型のファンドの実績を調べてみました。
Man AHL Diversified plc.の9月の実績から抜粋
9月のエネルギー部門は、素晴らしい利益を達成しました。特に、供給過剰による値下がり傾向が続いた天然ガスの「売り持ち」が大きく貢献しました。
スーパーファンド社の9月の実績から抜粋
天然ガスの「売り持ち」が利益を計上しました。穏やかな秋の天候とともにハリケーンによる供給不安の可能性が薄れて行くに従い、12月の天然ガス価格は25.2%も下落しました。
このように、偶然かも知れませんが、両ファンドとも天然ガスの取引で9月に大きな利益を上げたと報告しています。
2006年10月